ピンチ先輩のためになる話

30号 積読本全リスト一挙掲載 寄稿者:花本武

あたしはビー玉
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山崎ナオコーラ
幻冬舎
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珍世界紀行 ヨーロッパ編―ROADSIDE EUROPE (ちくま文庫)
都築 響一
筑摩書房
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日本SF精神史----幕末・明治から戦後まで (河出ブックス)
長山 靖生
河出書房新社
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レヴォリューション No.3 (角川文庫)
金城 一紀
角川グループパブリッシング
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小説伝 (福武文庫)
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小林 恭二
福武書店
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殺し屋 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)
ローレンス ブロック
二見書房
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桃仙人―小説深沢七郎 (ちくま文庫)
嵐山 光三郎
筑摩書房
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木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫)
チェスタトン
光文社
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アフリカの爆弾 (角川文庫 緑 305-2)
筒井 康隆
角川書店
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学術小説 外骨という人がいた! (ちくま文庫)
赤瀬川 原平
筑摩書房
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ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)
古川 日出男
文藝春秋
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バビロニア・ウェーブ
堀 晃
東京創元社
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伝奇集 (岩波文庫)
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J.L. ボルヘス
岩波書店
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銀河鉄道の夜
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宮沢 賢治
集英社
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浄土 (講談社文庫)
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町田 康
講談社
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発禁本・秘本・珍本--城市郎コレクション (河出i文庫)
城 市郎
河出書房新社
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論文の教室―レポートから卒論まで (NHKブックス)
戸田山 和久
日本放送出版協会
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くノ一忍法帖―山田風太郎忍法帖〈5〉 (講談社文庫)
山田 風太郎
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大人のための残酷童話 (新潮文庫)
倉橋 由美子
新潮社
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死神の精度 (文春文庫)
伊坂 幸太郎
文藝春秋
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クラッシュ (創元SF文庫)
J.G. バラード
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恋愛小説ふいんき語り
麻野 一哉 飯田 和敏 米光 一成
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ここに消えない会話がある
山崎ナオコーラ
集英社
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サバイバル登山家
サバイバル登山家
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服部 文祥
みすず書房
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フリペ「野宿野郎」

23号 あなたは17年前何をしていましたか? 寄稿者:ピンチ先輩

17年もたつのか…。そんな思いである。ようやく、ガンズ・アンド・ローゼズはオリジナルアルバムとしては1991年発表『Use Your Illusion』以来のアルバム『Chinese Democracy』をリリースしたのだ。総制作期間14年、総制作費14億円、全14曲。一年一曲一億円。

ガンズは1987年『Appetite For Destruction』でデビューしたロックバンドである。発売当初は無名だったものの、じわじわ人気を獲得、今では世界で2800万枚近い売上を誇っている。当時は甲高いシャウトやパンクの衝動、ブルースに根付いたサウンドなどなどで、眠れるロック界をたたき起こした、バンドである。

しかしあまりの人気高騰ぶりにバンドはバラバラ、メンバー間での訴訟、スキャンダラスな話題の連続で、ボーカルのアクセル・ローズを残して他のメンバーは脱退。

1993年以降は、訴訟となじり合い。ソロ活動に、新たなバンドの結成…。とまぁまともな話題はなく、月日が流れる。

ところが90年代の終わりごろからだろうか、オリジナルメンバーはアクセル一人だけになったガンズがニューアルバム『Chinese Democracy』を発表すると言い出したのは…。

お気づきかとは思うが、今回発売された『Chinese Democracy』は90年後半にすでに出るといわれているのである。17年ぶりにポロッとアルバムが出たわけではないのだ。出るぞ、出るぞと言われ続けて14年。やっとこさ出たのである。どれだけ焦らされたのやら。 とにかくアルバムが出たということ自体が衝撃なのであって、 内容は恐ろしくて暫くは聴けないだろう。なぜって、それは期待が大きすぎるから。その一言。もちろん私はアクセル・ローズの音楽が好きだし、今回のアルバムの出来は気にしていないのだが…。それでもなお、あんまり良いアルバムだったらどうしようとしり込みしてしまう。

17年もの間、このバンドやメンバーの動向に一喜一憂し、いまでもオリジナル再結成を望んだり、そんなの無意味だと思ってみたり。呆れたり、応援したりで、ガンズとその周辺と私はこれからも落ち着きなく騒がしいのである。だってファンですから。

ガンズがアルバムを出した今年は良い年だった。ガンズとその周辺が活動を活発化させるであろう、来年も良い年になるはずだ。 それでは良いお年を。

CHINESE DEMOCRACY
CHINESE DEMOCRACY
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GUNS N' ROSES
Geffen (2008-11-24)
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19号 読書のきっかけって何さ?の巻 寄稿者:ピンチ先輩

夏休みが近くなり、チビッコが元気。ポヤポヤしながら、レジに立っていると元気な子らが本を買ってゆく。小学生ぐらいなら、児童書の読物を、中学生ぐらいになるともう、文庫本。 う〜ん、読んでいますね。みなさん。

ところで、「読書」を始めるきっかけって何でしょう? 私は「読書」を始めたきっかけをはっきり覚えています。今日は、そのきっかけのお話。じつは私、今は本を読むようになりましたが、高校卒業まで本を読んでいませんでした。本屋へはよく行っていましたが、まぁそれは漫画コーナーだけだったということで。

そんな漫画ッ子が何ゆえ、「読書」を始めたかと申しますと、とある高校の受験もまっさかりの冬の日。教室の片隅で、その頃の私には未知なるもの「読書」をしている友達がいたのです。その友達の姿が、私に非常にかっこよく見えたのです。何を隠そう、その時、私は別の友だちと高3にもなって紙ヒコーキを作って遊んでいたのです。

その時思ったのです。このギャップは何だと。何が私に足りないのか?と。かっこ良さが私に足りないと。そのかっこ良さの源泉が「読書」だ。と若き私は思ってしまったんですね。 きっかけは知識欲ではなく、かっこ良さだったと。 「読書」を始めるきっかけは何でも良いんだ、という話。

16号 いたずらな季節 寄稿者:編集長

いたずらな季節

恋愛をしようとおもって街にでて
買い物もしようとおもってパリにして
エッフェル塔みたいな東京タワーだ
遠くまで見渡せて
あいつらは友達で同僚で家族で赤の他人だ
飛行機雲が辺境の青空を二分する
その束の間の吐息が肌に感じられて
もおそんなに経ってたのか
時計の文字盤文字化けしてた
やたらと騒がしいファンファーレが
これってもしかして夢なのか
あのすやすや眠ったときにみたりする夢
季節でいえば今が一番
みるんだな
だからそのテレビの上のメガネをとってちょうだい
ねこに話しかけて
一人で散歩にいくなよ
一人にするなよ
一人缶ビール
無敵艦隊
じゃれてじゃれて
どっかいっちゃうんだろ?
一人で散歩にいくなよ
一人にするなよ


目黒川
五反田
イマジカの横らへんの花びら
川面のその友達の同僚の家族の赤の他人で前の彼女の横顔
恋愛の連想のとことんふざけた季節の佇まいの予感 予感
わらってすますの

原稿をオトした人が二人いたのでおもわず発行人がポエムを書いちゃいました。そして載せちゃいました。これを英断といわずして、苦肉の策といわずして、原稿催促のさらなる強化を誓うのでした。

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